エレイン・橘
 マネキン,カタナ●,レッガー◎
『あははっ、アタシって惚れっぽいんだよねぇ。でもいっつもロクな男にひっかかんないだよ』

 エレイン・橘――通称エル。頬にやけどの痕を持つ二十代半ばの女性。
 ストリートを闊達する彼女は何でも屋という突飛な看板を掲げている。もちろん現実には得意な剣術を武器にして荒事を請け負うことが多いが、それ以外にも情報収集から人探しまで様々なことを器用にこなす才媛でもある。
 一応特定のフィクサーを持ってはいるが、どちらかというと気まぐれに仕事を引き受けることが多く、いわゆるブラックビズばかりというわけでもない。それでも生活のためであり、懐が暖かいとどこかに遊びに出かけたままで連絡がつかないこともある。
 それでも仕事自体はきっちりとこなすタイプで依頼人からのうけは良いようだ。

 そんな彼女は定期的に病気を発祥する。いわゆる恋煩いだ。
 どうにも惚れっぽいところがあり、しかも守ってやりたくなるタイプなおかげでほれ込む度に損をして、そのうえ成就しない。それでもめげずにいられるあたり、能天気なのか、芯が強いのか…。
 けれども、彼女に向き合った男たちはそれぞれに自らを見つめ直し、成長して旅立って行くことが多いようである。

RLからの一言
 うーん、女性ゲストを紹介するのって難しい。あとで書き直さない、緋月?

 ともあれ、エレインこと通称エルです。
 ゲストにも関わらず今回に限って彼女をわざわざ紹介するのは、エルは私にとって特別なゲストだからです。この話のために作られたゲストではなく、今までに何度か登場させ、時には緋月にキャストとして演じてもらったりもしました。何より、かつてキャンペーンのメインゲストとして緋月のキャスト、タカ=G=エンドウとの青春ラブストーリー(?)を演じてもらったりもしました(苦笑)。
 そんなわけでエルは少なくとも今までに二度、男に心底惚れて、タカ=G=エンドウには愛想を尽かし(?…うまく表現できない)、一人は目の前で死んでしまったりしています。
 どっちもキャストゲストクラスのスゴイ男なんですが、どうにもこうにもうまくいかないんですよね。もうちょっと普通の男に惚れてれば幸せになれるんじゃないかなぁとか思ったりもするんですが…きっとそんな男では彼女自身が満足しないのでしょう。

 エルのキーはカタナ。
 カタナの正位置の意味は
『熱情、熱烈な恋愛、真の愛情、強い絆、周囲の反対を押し切って得た愛』
 彼女はそんな女性なのです。